首使いについて

こんにちは!まつもです。

今回は、首使いについて話します。

動画を観ていると首の使い方は、馬によって全然違うことが分かります。

馬は後肢で蹴り上げ、得られた推進力を前方に押し出すために、首を伸ばす動作が必要です。

首は、前肢と共に舵の役割をしているので、スムーズに使えているかが重要です。

首が使えてないとスムーズな加速やコーナリングもしにくくなるはずです。

さらにリズム良く使えないと、効率良く推進力を得ることが難しくなると思います。

首使いと言っても、元々の生まれもった先天的なものは変えれません。

首が長くて細ければ可動域が広くなり、大きく動かしたり、小さく動かしたりできますが、短いと狭くなるので、小さく動かすことしかできません。

長い馬は、振り幅が大きくなるのでストライドが大きくなる傾向があり、中から長距離向き。

短い馬は、小刻みに振るしかないので、おのずとピッチに頼る走法になりますので、距離の融通性があまりないんじゃないかと思います。

ある程度長さがあると、前のめりになる前傾走法や頭の位置が高い走法になります。

一般的には首を使い過ぎて前傾になりすぎや、上手く使えずに頭の高い走法よりも、全身の動きにあった動きが一番だとされます。

しかし、個人的には低重心の前傾姿勢の馬は、走る馬が多く感じています!

首が低い位置に前まで出ることと、前肢がより前まで出る事がリンクしてて、推進力に影響するのではって思っています。

重心が前にいってる割に、あまりバランスが悪く見えないので、走法センスの良い馬が多い気がします。

すぐ思い浮かぶ中でフィエールマン、サトノアーサーですかね。

逆に頭の高い馬は、不格好にみえる馬がいますが、走らないって言うわけじゃないのが競馬の難しいところ。

シルクロードSを勝ったアウィルアウェイは、頭が明らかに高いですよね。

首が上手く使えず、頭の位置が高くなるので、後躯に体重が乗りすぎます。

短距離馬なので初速にも影響しそうな走法ですが、今回は中山の急坂にプラスに働いてそうですね!

それでも後躯に頼った走りになるので、後肢の蹴る威力が強い馬や体幹の強い馬でないと、重賞級になるのは難しいはずです。

素晴らしい馬ですが、兄インディチャンプを超えるには兄と同じよう首をしっかり使えると良いでしょうね。

首の使い方に関しては、重要な割に見極めやすいので注意して見てみるといいですね。